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タイトル: 木曽路・2005冬 年月日: 2005年2月12日 場所: 長野県木曽郡南木曽町
あらすじ: ▼BD−1に乗るのは久しぶりである。冬の木曽路を走った。

中央線野尻駅まで電車で移動。野尻駅から一路中山道を南下し、妻籠、馬籠を通って中津川までいくコースである。およそ30キロ。走りがいのあるコースである。

▼野尻から走り初めてすぐ。雪に行く手を阻まれた。カチカチに凍った道をそろそろと進む。南木曽から山道に入る。峠に向かうあちこちに雪。人の気配はなし。坂道をあがったり下がったりするうちに太股が悲鳴を上げ始めた。ようやく妻籠宿に着いた頃には腹ぺこで、足にチカラも入らず。馬籠峠を越えて馬籠宿まで行くのは諦めた。

▼良い匂いの煙たなびく妻籠宿の土産屋。そこで五平餅と団子を食べた。そして南木曽駅へと4キロの道のりを戻った。ふう。さすがに木曽路は手強いなあ。もうちょっと筋力を蓄えてから、再度馬籠峠越えを誓ったワタシであった。総走行距離21キロ。平均時速8.5キロであった。

  コース  :(電車)…中央線野尻駅=南木曽=妻籠宿=
南木曽駅=(電車)
  総走行距離:21.0Km
  平均時速 : 8.5Km/h
 【走行マップ】

 

□□  木曽路にはまだ雪が残っていた

犬山駅前の塔
野尻駅から山を望む

電車の窓から射し込む陽で背中がポカポカして、気持ちよくなってしまった。野尻駅前に降りたのはぼくだけだった。人の気配の無い駅舎の前でBD−1を組み立てた。
木曽路野尻宿。七曲がりという敵を攪乱する街道を抜け、国道19号線を避けて昔ながらの道をすすんだ。いきなり雪。ソロリソロソロと進んだ。

犬山市内
日蔭には雪がたくさん残っている

木曽路旧中山道は野尻から現在の国道沿いを行くのではなく、もっと山の中を行く道である。おそらく雪がたくさんあるだろうと、今日は新道を走る。途中、味も素っ気もない国道沿いの道。南木曽手前から旧中山道にはいった。
南木曽にはかつて中央線を行き来していた蒸気機関車D51が静かに鎮座している。

国宝犬山城
昔、汽笛の音がこだましていたはず

山道に入る。曇ってきた。わき水が川に注ぎ込んでおり、今も使われている。アスファルトの道を離れ、石畳の旧街道を登っていく。もうここまできて太股がチリチリと痛み出している。


川辺の塔
わき水 氷柱

立て札
石畳の道を登っていく

ふりかえっても

上り下りを繰り返して、ようやく妻籠宿に着いた。村の入り口に高札場がある。その昔、多くの人々が行き交っていたのだろうなあ、と思う。

一本の木
高札場

妻籠宿は観光客で一杯だった。ぼくのように、帽子、耳あて、サングラス、防寒ジャケット、デイパックというようないでたちの人物はいない。もちろん自転車で歩く人もいない。しかし、こういう姿で昔の街道を歩くのもなかなか良い。でも、腹減った。ここまでなにも食べてない。足もフラフラしてきた。


ツィンアーチ
妻籠宿

見上げて

お土産屋の前を通ったら良い匂いがする。五平餅とある。さっそく一本頼んだ。そしたら、みたらし団子もうまそうだったのでそれも注文。店の中で食べられるという。
テーブルについて待っていたらコーヒーが飲みたくなった。コーヒーひとつね、と頼むとマグカップがオマケについてくるという。どれでも好きなマグカップを選んでね、というわけで、ぼくはひとつ選んだ。コーヒーをお代わりしたら、もうひとつくれた。

展望台
左がコーヒー(カップ付き) 真ん中が五平餅 右はみたらし団子

なんとか空腹が癒された。さて、いよいよ今日最大の難所、馬籠峠に向かう。妻籠宿を出て南に進路をとる。しかし、登りがきつい。ダメそう。諦めた。トレーニングが足りない。あと7キロを行く自信がない。南木曽にもどろう。
久しぶりのBD−1。次回、春に再びこの道を走ることにした。

景色
妻籠宿を見下ろす 向こうに恵那山

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その2